社会実装の試み
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 分かったことを表のまま見せても受け取られない。相手が一度触れる形にすると受け取られる
- 道は三つ。入れると結果が返る形/置いて記録する形/図と文で見せる形。上下はなく、どれでもよい
- 道は、自分の問いと、触ってもらう相手から決まる。迷ったら、いちばん早くさわってもらえる方を選ぶ
- 止める所は同じ。相手が一度触れるまで。返るものは一つでよい。見た目は整えない
- 先に作り込むと、次の回で指摘をもらっても直せなくなる。整えるのは相手を決めたあと
- 触れる形になったかは二つで確かめる。説明なしでさわれるか/返るものが一つに決まっているか
- 作って終わりにしない。その場で一人に使ってもらう。渡すときの説明は一文だけ。使っている間はしゃべらない
- 使ってもらったあとに聞くのは三つ。最初にどこを見たか/迷った所はどこか/また使いたいか
- 「よかったです」は情報にならない。感想を聞くと感想が返る。動作を聞くと、直せることが返る
- 社会実装の水準は三つ。①試してもらう/②続けて使える/③仕組みとして残る。B は①、A は②以上
- ②は、手順・置き場所・直し方が決まっていて、自分がいなくても回る状態。③は担当・更新・やめ方まで決まっている状態
- やめ方を決める。いつ、誰が決めて止めるか。止められない形で置いていくのは、引き継ぐ人に対して無責任になる
- 引き渡しメモの型は六つ。何を/誰が/いつ/どうする/困ったら/やめるとき
- うまく使ってもらえなかったのも成果になる。隠さず書いておくと、そこから直せる
今日作ったものと、使ってもらった記録を書き出す。選んだ道/なぜその道にしたか/入れるもの/返るもの/使ってもらった相手(役割で)/最初に見た所・迷った所・また使いたいか/続く形にする手当て(手順・置き場所・やめ方)。
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例: 道「入れると結果が返る形」。理由「相手に時刻を変えて試してほしいから」。入れるもの「家を出る時刻」。返るもの「その時刻に着く人の混み方が 5 段階で返る」。使ってもらった相手「朝いちばんの電車に乗る一年生 1 人」。反応「最初に数字を見た。5 段階が何の 5 段階か分からず手が止まった。雨の日なら使いたいと言われた」。手当て「教室の端末に置き、毎週月曜に委員が前の週の数を入れる。手順は 5 行の紙にして横に貼る。使う人が月 10 人を下回った月に、委員会で決めて止める」。いまは①で、手順を書いたので②に近い。
「相手が一度触れる形にする」という止め方は、時間の使い方そのものを変える。作り込んでから見せるやり方だと、直す回が取れない。早く粗く出して、使ってもらってから直すほうが、同じ時間で遠くまで行ける。使ってもらったあとを決めることは、探究を自分の外へ出すということでもある。調べて終わりにせず、誰かが実際に使う所まで行く。これが自律化の社会参画にあたる。
- 自分の探究で、どこまで作ったら人に使ってもらうか。その線は、いつ引くか
- 自分がいなくなったあと、これは誰が触るのか。触る人がいないなら、それは①で止まる形になる
- いつ、誰が決めて止めるのか。やめ方を一文で書けるか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「相手に合わせたまとめ方」。まとめ方は誰に渡すかで決まる。相手は一人に決める。「みんな」は相手にならない。今日使ってもらった人が、そのまま相手になることが多い。同じ結論を、同じ学年の人・決められる立場の大人・その問題の当事者、の三通りに言い直す体験をする。変えてよいのは言葉と長さと先に言うこと。中身は変えない。出した数も、言えないことも、どの相手にも同じものを付ける。次回は、外に出す前に個人が分かるものが残っていないかを確かめる枚もある。今日の「迷った所」の記録を持っていく。
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